秋のライブも盛り沢山 |
10月31日(水)Charの武道館ライブ。去年の渋公からほぼ一年ぶり。デビュー25周年/竹の節アルバムは今までで一番好きかも。ジャケットも超かっこええし? ・(はーと)◆待ち焦がれた武道館は最高でした。一曲目イキナリJesse君と共演。親子でステージに立てるなんて素晴らしい。いいなぁCharがおとーさんなんて(違)パンフレットも25周年仕様でお宝写真が山盛り。◆アンコールのアンコールは Long Distance Call のストリングス・バージョン。心に響く。■11月11日(日)若林圭子ホームコンサート。あんなに強くてずっしり重いシャンソンは初めて◆「甘いだけじゃシャンソンではない」というのは理解できるけど、今の私には、彼女の音楽は辛すぎる。ファドを聴いた時の涙とは違う種類の涙。私にはもう少し時間が必要なんだ。■音楽にしろ芝居にしろ、観る側のテンションとかその時の自分の置かれた状況とか、物凄く関係するね。それがライブ。ステージの向こうとこちらとで、空気が一致したときに奇跡が生まれる。[2001/11/26] |
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夏の想い出 (2) |
7月の終わりに苗場へ行った。もちろんフジロック。oasisのライブを観るために。野外フェスは何度も行ってるけどフジロックは初めて。新幹線の中ですでに頬の筋肉が弛んでた◆昼過ぎに着き、のんびり会場へ。Sherbetsが終わってAsian Dub Foundationが始まるところ。Travisに聞き惚れて、Manicsで盛り上がってるうちに闇が降りた。◆午後9時半。oasisのステージが始まった。待ってたよ!生ギャラガーズ。観客数は過去最大。見渡す限り人、人、人。それだけでもうテンション急上昇。登場の瞬間からもの凄い歓声。そして大合唱。嬉しくて幸せで、どーにかなっちゃいそうだった。最初から最後まで夢の中みたいで。頭の上には星空。目の前にはoasis。やっぱり彼らは凄かった。とにかく最高な夜だった。それしか言い様がない。ほんとにThis is history!その瞬間を共有できたって、ほんとにhappy。■happy ついでに湯沢から佐渡へ。ついでというには少し遠かったけど、静かで美しくて、ライブの余韻に浸るには最適な?とにかく実に素敵な夏の週末でありました。[2001/10/27] |
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夏の想い出 (1) |
7月22日綾戸智絵 meets 原信夫とシャープス&フラッツ@NHKホール。なんか恋人に逢うような、ふわふわした気持ちで、おしゃれして出かけた◆初めて見る彼女は、とても華奢な人。初めて聴く生の歌声は、やっぱり私が惚れた声。そして初めて生で聞いたMCは、やっぱり関西弁。◆今回のライブは#&♭のファンも多かったはずで、ざっと見渡してもいわゆる「綾戸智絵からJazzに入った人」っぽいファンはすぐに判別できた。そういう風に裾野を広げられるシンガーなんだね◆Big Bandとのjointは素晴らしくゴージャスな夜でした。帰宅してもしばらく興奮がさめなくて、会場で買ったLiveCDを聴きながら余韻に浸ってた◆ライブってほんとに良いなぁ。今、この同じ空気を感じることができるってこと。パワーをいっぱい感じて、またしばらくは元気に過ごせるってこと。◆普段はわりと小さいハコというか、近くで観たいし、息を感じたいと思うんだけど、コンサートホールって、ライブハウスにはない魅力がある。残響とか…。美しい。[2001/10/27] |
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ダイアンもアヤドも。 |
4月の終わり、Dianne Reevesのライブへ行った。ちょうど一年ぶり。新しいアルバムが出たからスタンダードも歌うのかと思ったら全然違った◆Dianneの声はまるで楽器のよう。高くて繊細な音、低くて深い音。身体の奥から湧き出るような美しい音たちが、クラブの中の空気に溶けて行くような。うっとりしてる間に時間が経ってしまうけれど、それはそれはかけがえのない、大切なひとときに思える◆いつかスタンダードなライブも観たいものです。■初めて綾戸智絵の歌を聴いたのはいつだったか。多分テレビ。歌声を聴いて黒人シンガーだと思ったらアヤドがいた。それまで心からいいなぁと思う日本のジャズシンガーって出会ったことなかった◆声が好き。歌い方も歌ってる姿も好き。CDを片っ端から集めて聴いた。どれもこれも良いのです。生身の人間を感じる。生きるパワーを貰える。心をがっちり掴まれたよ◆そして人気者。ライブハウスの公演チケットはなかなか取れないです。日曜のNHKホールはビッグバンドとのmeets。やっと会える!凄く楽しみ。[2001/07/19] |
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特別な。 |
友達の家で、ふと何か物足りなく感じることがある。何だろう?と思って考えてみると音がないことに気付く◆そういえば家にいるときは必ず何か聴いてる。CDとかFMとか。テレビはニュースと天気予報しか観ない。あとは映画とライブ◆で、おもむろに友達のCDプレイヤーに手を伸ばす。気に入ったCDがあったら何度もリピート。そうすると友達が笑う。「また音楽聴いてるの?」…また?そういう風に考えたことがなかった。音楽はいつも傍にあるものだから◆流行りモノやジャケ買いもする。何度か聴いて飽きるとすっかり忘れることもある。逆になんとなく買ったらめちゃハマってしまったり。となるとアルバム全部揃えて毎日聴き続ける。家でも外でも聴く。全然飽きない。それどころかもっともっと好きになって行く。そんなこともある◆それがoasis。楽曲はどれもスバラシク、駄作は皆無。私にとってスペシャルな存在になった。◆今年のフジロックにとうとうoasisが来るとゆう噂。もしほんとのほんとにそうなったら、何があっても行く!行くぜぇー![2001/03/03] |
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女であること。 |
昨年12月、月田秀子さんのファド・コンサートへ行った。ファドはポルトガルの人たちが愛する音楽。ファド歌いは生きることの辛さと、かけがえのなさ、そして愛を歌う◆長い黒髪。大きな瞳。黒一色のドレスにショールを纏い、自分の総てを曝け出すかのように歌う彼女◆ポルトガル語がわからないのに、彼女の歌が語っている言葉がわかった。涙が止まらなかった◆きっと、たくさんの悲しみと、ささやかな幸せを積み重ねて生きてきた人なんだろう。今でも変わらないのかもしれない。出会いや別れ、人を愛することや生きることの苦しみと歓び、そういうことをいつもいつも感じながら生きているんだろう。人間として。女として◆強い人間になりたいと願い、女であることが疎ましく、女であることを意識しない様に振る舞うことが、昔の私にはあった。ファドを聴きながら、そんな昔の自分を思い出していた◆コンサートのあと月田さんと言葉を交わすことができた。たくさん泣きました…。彼女は私を見つめてこう言った。「泣くのは私だけでいいのに…」◆テーブルがなかったら、彼女を抱きしめたかった。抱きしめられなかったから、もう一度握手をした。[2001/02/28] |
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